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サークルアカウィキの遍歴
Created
2022/08/09
Category
Geek
Tags
サークルアカウィキの遍歴をお話します。
サークルアカウィキは、2021年3月に「Notionアプリをガーナに導入する」という形で始まりました。
それから、ワンボ、インスピ、クレクレにも広げたのですが、未来までシステムを崩さずに維持できるかという点で悩んでいました。
みんなにNotion使ってほしい気持ちはあるのですが、そんな欲より後世のサークル員がどれだけ維持できるかが肝です。
サークルアカウィキは、Notionのページを統一して管理し、
- アカペラサークル用のテンプレートを提供
- サイトデザインを調節
- ログインページを作成
- 追加・編集・削除をフォーム化
のサービスを提供します。
【第1形態】 個人をワークスペースに招待
本来は、
- 各サークル員がアプリをインストールし、サインアップ
- メアドを集めてワークスペースに招待
という流れがNotion本来の使い方であり、それで運用していました。
しかし、大学のサークルなので
- 規模が100人〜300人規模
- 年中出入りがあるため、都度招待する必要がある
- 機械に疎い人も多い
- パスワード忘れる人がいる
ということで現実的に厳しいと感じました。
【第2形態】 閲覧用・編集用アカウントを用意
そこで、
- 閲覧用アカウント・編集用アカウントを用意し、事前にゲストとして招待。
- アカウント情報をサークル員に共有
- 自由にログインしてもらう
という形に変更しました。
さらに、新規項目追加は「フォーム」を使用してもらうことで、空ページが生まれないようにしました。
アカウントの共有は、規約的・モラル的に怪しいですが、「学生」の「サークル」なので許してください。
ユーザーごとの権限設定やアカウントプロパティ、コメントが使えなくなりましたが、致し方ありません。
ワークスペースを切り替えてもらうように、説明したページを置き、ロックをかけていたのですが、ワークスペースの切り替え方が分からない人が試行錯誤したのか
- ロックが外れ、マニュアルページが削除される
- 新規のページやワークスペースを大量作成される
ということが発生します。
何度か手動で対応しているのですが、定期的に発生していました。
僕個人としては「厳しいスカ」といった感想なのですが、知らない使い慣れないツールを使わされてるサークル員も大変なので、僕の設計がマズいのかなと思いました。
【第3形態】 サークルアカウィキ
泣く泣くNotionを使ってもらうことを諦め、
- Notionをバックエンドにしたローカルページを提供(wraptasを使用)
- サークル員は完全な閲覧者として、
- Web上からアクセス
してもらうことにしました。
フォームからプロパティのみを編集してもらう形にしています。
「NotionForm」は特定のプロパティ(複数も可能)が一致すれば、内容をアップデートする機能があります。
これで「編集」してもらうようにし、「削除希望」のチェックボックスを用意して、擬似的に「削除」にも対応しています。(実際は「削除希望:チェックなし」のフィルターで隠しているだけです)
Notionの真髄は、コメントや独自のマークアップだと思っているのですが、致し方ないです。
僕が管理するのであれば、質問やイレギュラーな対応などのコストがかかってもいいのですが、将来の担当や別サークルの担当にまで、僕が干渉しきれない・するべきでないと思っています。