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大学受験のときに聴いてた曲

Created
2021/02/08
Category
Diary
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近頃、めっきり受験期のような無の境地に至ってきたので、大学受験のときの話でも。 SNSを封印し、泣きながら13時間勉強していた日々の唯一の娯楽は、iPod nano第5世代でから聴こえる音楽でした。

不可思議/wonderboy

いつか来るその日のために

ポエトリーリーディング界の夭折した天才「不可思議/wonderboy」。 代表曲である「Pellicule」は現在2000万回再生を超えている。
中でも僕が好きだった曲は「いつか来るその日のために」。
今日はなにか1つでも成し遂げただろうか 一歩でも前に進んだんだろうか
受験勉強を始めたのは。高校3年生の7月。 部活と遊びに明け暮れていた2年間を恨み、目前に迫る受験に焦った。
「この参考書を続けていいのか」「夏休み終わるのにまだシス単最後まで終わってない」 焦りで押しつぶされていた僕の背中を押してくれた曲。
そんな風に毎日1つずつでいいから ブロックを積み上げ、駆け上っていつかは あの月まで行くってのは無理だとしても そこから見える景色はきっと悪くないだろう
月までは行けなくても青い地球は見える。 「とりあえず全力でぶつかってみようかな」と思える僕のバイブル的一曲。

SUSHIBOYS

ブルーハワイ

高校3年生から大学1年生にかけてハマり倒したSUSHIBOYSから「ブルーハワイ」。
2017年日本各地のバーミヤン、エアコンから突如流れ出したSUSHIBOYS。 天才塗装屋集団の三人組は今年の夏もセミを越冬させるほどのバイブスで登場した。(概要欄)
重たい曲ばっかり聞いてられないので、気持ちを上げたいときにSUSHIBOYSの曲を聞いてた。 何事にもセオリーを辿ろうとする僕にとって、型にはまらない3人は、忘れそうになる遊び心を引き止めてくれる存在。
トップバッターのfarmhouseが天才すぎるんよ。エビデンスのhookも耳に残るし、サンテナは着眼点が天才なんよ。
午前中からから3ちゃんを見たいんだ この時間帯やたらとエモいんだ

Nujabes

Luv(sic) pt4 (feat.Shing02)

「Lo-Fi Hiphop」のルーツと言われているプロデューサー「Nujabes」からは、「Luv(sic) pt4 (feat.Shing02)」。 2010年に他界したものの、Nujabesが打ち出す「Jazzy Hiphop」は死してなお、国内外から根強く支持され続けている。
完成まで12年の歳月をかけ、全6部に渡る超大作「Luv(sic)」のコンセプトは「音楽の女神に宛てて書いた手紙」。
僕は、Luv(sic)の中で特にpt4が好きで、
In a new semester, back in September(新しい学期、9月の始まりに) Boy, I wonder if still remember(想う、まだ覚えているのかって)
と、優しく語りかけつつも、韻で畳み掛けるところが大好物。
今でも勉強するときは、いつもNujabesを流しているゾ。

Lil Peep

Avoid

今やイキリチル系大学生御用達のリルピ。 Emoやロックなどジャンル垣根を超えた新しい”Emo Trap”というジャンルを築いた天才である。
オーバードーズによる訃報が報じられるも、受験期真っ只中だったため亡くなったことを知らないまま聴いていた。
この曲をヘビーローテーションしていたのは、卒業式が終わった合格発表前。 前期試験で完全燃焼してしまい、暗い部屋で友達との荒野行動しまくってた。 不安を抱えたまま現実逃避していたときに聴いていた曲のため、今でも胸がフワフワする感覚が思い出される。

Farmhouse × Nujabes

BACK TO REALITY

SUSHIBOYSのリーダー、Farmhouseによるソロ楽曲。 トラックはNujabesの「tsurugi no mai」をビートジャックしており、もちろんCD化はされていない。Farmhouseにとってはmixtapeの位置づけなのだろう。
tsurugi no maiの歯切れのいいドラムセットと、浮遊感しかないメロディーが心地いい。 MVのブレブレなカメラワークも相まって、どこか不安感というか非日常を感じる一曲。
この曲も合格発表前に狂ったように聞いていた。 大学入学後はめっきり効かなくなり、1年ほど前、著作権違反でこの動画が非公開になったことを知る。 思い出の曲が一生聴けないと絶望したものの、しばらくして復活してクソデカガッツポーズしたよな。